私は長年、初めての武道としてテコンドーを習う子どもたちに、指導をしてきました。テコンドーは試合の勝敗において、体格差が問われづらい競技でもあるので、いかにして相手からの攻めに対して下がることがないか、その攻めに対して、逃げず速く蹴りを繰り出すかという、メンタル面の強化に力を入れてきました。総じて、自分から進んでいける子は、強い子に育っています。もちろん最初は怖いし、痛いと思います。ただ、自分から一歩踏み出して、自分から攻撃を仕掛けられれば、その子自身の成長にも繋がっていくと考えています。数ある習い事の中で、テコンドーを選んでいただけたならば、メンタル面から成長し続けられる子に育てたいと考えています。
テコンドーとは、武器を身につけず、徒手空拳で相手の攻撃から身を守る護身術であり、厳しい精神、肉体的の訓練を通じ、鍛えた手や足等を科学的に活用する方法と技の集大成です。スピードとパワーを兼ね備えた華麗な足技で、格闘技界の注目を集めているテコンドー。テコンドーは、「人間の持ち得る力を最大限に利用するにはどうすればいいか」という考え方から生まれた武道です。テコンドーとは現代科学を基礎にした近代的なスポーツであると同時に、朝鮮半島の古武術の流れを汲む、精神面を重んじる武道でもあります。身体の大小・年齢・性別に関係なく、誰でも100%の力を出せるように考えられました。誕生して50年という、比較的新しい武道であるにもかかわらず、その技術と精神は世界中の人々に受け入れられ、現在165ヶ国、約4000万人の人々に親しまれています。
テコンドーを通して人の痛みがわかる子に!
いじめる子・いじめられる子にならない力を養います。
テコンドーに限らず勝負に負けたり、逃げ出したいことがあっても決して挫けず、何度も立ち上がって悔しさをバネに戦い続けることができる強い精神を養います。
判定結果に納得がいかないときに審判に対して意見を言う場合があります。「自分が思っていることを言う」という簡単だけど難しいことができるようになります。
筋力はもとよりテコンドーに必要なバランス感覚や身体能力を高める為の身体の使い方を学びます。飛び・跳ね・走ることで、色々な身体の動かし方を身に付けます。
目標が「大会で賞を取る」だとしたら、その過程で自分がどれほど努力できるかを大切にしています。初志貫徹の精神をもって最後までやりぬく力を身につけます。
白はテコンドーに入門したての修練者である10級と9級の帯色です。白は無(純白)の状態を表しており、テコンドーの知識を持っておらず、経験がないことを示しています。
黄色は8級、7級の帯色です。草木が芽吹き、根を張る「大地」を示しています。テコンドーを修練するにあたっての基礎的な下地ができたことを意味します。
緑色は6級、5級の帯色で、草木の成長を意味します。黄帯で習得した基礎を基に更に多くの技術を習得してゆく時期であることを表しています。
青色は4級、3級の帯色で草木が成熟し、高く木が伸びる「空」を意味します。限りない空に向けて成長し続ける様に、テコンドーの鍛錬を欠かすこと無く邁進していく時期であることを表しています。
赤色は2級、1級の帯色で「危険」を意味します。天高く伸びた樹木の枝には、やがて赤く大きな実がなります。この時期の修練者は身(実)に付けたテコンドーの技術は高度なものを持っていますが、技術に溺れること無く、己の精神の弱い所を自覚し、強化しなくてはなりません。
白の反対色であり、テコンドーの成熟と熟練を表します。また、その技量によって、暗闇においても動じず、テコンドーの力を発揮できることを意味しています。段位においては初段から九段まで、数字が大きくなる程、錬度が上がります。
入会前にカルチャースタジオTAOの実際のレッスンの雰囲気を感じていただき、
テコンドーがどのようなものか体感していただけます。
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